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IGA-8001詳細情報
IGA-8001は、水晶発振回路を除いた全ての回路がロジック回路のみで構成されており、簡単に、安定した周波数のトーン信号を得ることが出来ます。
IGA-8001をより理解していただくために、以下の各項を参照下さい。

 出力信号の周波数スペクトラム
擬似サイン波出力の周波数スペクトラムを上図に示します。
IGA-8001ではサイン波の1周期を16分割し、擬似サイン波を作っています。
そのため、下式に示す次数(周波数)に高調波成分が発生します。

   Fdist = F×n×16±F0  (n=1,2,3,4,5,・・・・・・・)
         Fdist :高調波の周波数
         F  :出力信号の基本周波数


最初に大きなレベルで現れる高調波成分は、基本波の15倍の成分で、基本波の-23dBのレベルで出力されます。そのため、D/Aコンバータの後にCR1段の簡単なフィルターを追加することにより、歪率の少ないサイン波を得ることが出来ます。

また、周波数の可変幅が5倍程度であれば、CR2段のフィルターを使用することにより、レベル変動が少なく、また、歪率の少ないサイン波を得ることが出来ます。


 クロックの共通化応用回路
IGA-8001を複数個使用する場合、ステップ周波数が共通であればクロックを共通化することが可能です。
1)1/4分周回路を使用しない場合
2)1/4分周回路を使用する場合

 ラダー抵抗網による簡易D/Aコンバータ
出力信号は低周波領域ですので、抵抗網を用いて、十分に実用的なD/Aコンバータ部を構成することが可能です。下図に示しましたR-2Rラダー抵抗網の利用を推奨します。回路の出力インピーダンスはRになります。
(R-2Rラダー抵抗網は、Rと2Rの2種類の抵抗値で構成することが出来、変換精度も容易に上げることが出来るので、D/Aコンバータとして比較的良く利用されています。

 出力周波数設定の工夫(FSI端子の利用)
各周波数は7.5Hzおき、又は15Hzおきに設定されているのに、7.5では割り切れない。
例えば、1400Hz、1415Hz、1430Hz、・・・・などの周波数は7.5で割ると、186.666、188.666、190.666、・・・・となってしまいます。
このようなときに、FSI端子を使用します。
FSI端子をLow(0)にすることにより、出力周波数はステップ周波数の1/3だけ低いほうにシフトします(上の例ではステップ周波数は7.5Hzですから、シフトする周波数は2.5Hzとなります)。

FPI端子には、先の例を用いますと、187、189、191と設定します。
それぞれ、出力周波数は次のようになります。
FPIの設定が187の時: 7.5Hz×187−2.5Hz=1400Hz
FPIの設定が189の時: 7.5Hz×189−2.5Hz=1415Hz
FPIの設定が191の時: 7.5Hz×191−2.5Hz=1430Hz

 トーン出力を停止する方法 
トーン出力を停止させるには、FPI=0とする方法と、RESET端子をHにする方法の2つの方法があります。
1)FPIの値を0に設定する:FPIをとした時点の出力データ値が保持されます。また信号の位相も保持されます。
2)RESET端子をHにする:出力データは、サイン波の中心電圧値となります。また、信号の位相もリセットされます。
それぞれの方法による動作の違いを下図に示します。

 トーン出力の周波数設定変更時の動作
FPIの値を変更することにより、出力信号の周波数は、スムーズに変化します。
応答の遅れ、信号の途切れ、位相のずれなどは発生しません。

●製品のデザイン及び仕様等は、改善の為、予告なく変更することがあります。
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